やらない方がいい美容自己投資
「やっておきたい美容自己投資」編に続き、
「やらない方がいい美容自己投資」を紹介。
みなさんが綺麗になるのに遠回りしないよう、
これから紹介する「意味のない」「無駄な」美容は今すぐやめよう。
鼻クリップ
鼻先を挟んでおくと鼻が高くなるという鼻クリップに、医学的根拠はない。
成人の鼻は、クリップで挟んだくらいでは形は変わらない。
これをやろう
もし鼻を高くしたいなら、以下の施術を検討してみてほしい。
- 鼻プロテーゼ(鼻筋の施術)
- 鼻ヒアルロン酸注入(鼻筋の施術)
- 耳介軟骨移植(鼻先の施術)
- 鼻中隔延長(鼻先の施術)
鼻クリップで挟んで高くしようとしている部位は「鼻先」にあたるが、鼻先だけ手術してもあまり鼻の高さが出たと感じれない。なので鼻筋の施術も同時に考えた方がいい。
人前での香水
人前での香水は、正直くさい。
電車、ご飯屋さん、お店、いたるところで香水バンバンの女性がいるが、くさいを通り越して気分が悪くなる。なので人前で香水を使っている人はやめてほしい。
どうしても香水を使いたい場合は?
香水を使いたいなら、家で使用してほしい。
ただ、香水を使っているあなたの鼻はすでに香水の匂いに慣れてしまっていて、つけ過ぎかどうか判断できない状態だ。
適切な香水は、1プッシュ空間に放ち、それを纏うくらいでちょうどいい。自分に直接何プッシュもかけて外出したら意味ないから、気をつけてほしい。
タトゥー
タトゥーは、入れるのより消すほうが何倍も時間とお金がかかる。
「じゃあ消さなきゃいいじゃん」
と残しておくのも美しい肌を維持する上で、良くはない。
ファッションや髪型や年齢が変わっていく自分の人生で、
「タトゥーだけは好みが変わらないから!」
「人目は気にしないから!」という人のみ、やればいい。
私は全力でおすすめしない。特にこのブログを見ているあなたには。
頻繁な肌施術(月1回以上)
「2週間に1回、美容クリニックで施術しています!」
「毎月ダーマペンとハイフをやってます!」
なんて方がいるが、おすすめしない。
まず、肌施術にはちゃんとリスクがある。
ダーマペンであればわざと皮膚に傷をつけているし、ハイフは肉を焼いている。その上で回数が適切かどうかはドクターが見極めなければいけないのだが、ビジネス的に来た客拒まず施術OKしているクリニックもある。
そして、頻繁な肌施術はコスパが悪い。それだけ美容皮膚治療に毎月お金を積んだとて、年2回施術を受けている人と果たしてどれだけの効果の差が出るのか。
強めの施術は集中して通おう
ダーマペンやレーザーなどは、自分の悩みに合わせて1クール2クールなど集中的に通おう。
月1で通ってもいいのは、ピーリング、ケアシス、IPLくらい。それでもピーリングはやり過ぎると角質が薄くなってしまう「ビニール肌」になったり、IPLはコスパが悪い。
本当に今優先すべき自己投資は、月1で美容皮膚科に通うことではない。
過度な整形
完璧を求め過ぎて、修正を繰り返したり、あらゆる部位を整形するのはコスパが悪い。
何度も言っているが、
一番足を引っ張っている部位を整形するのが最もコスパが高い。
例えるとこんな感じ
- 40点の顔が70点になる→40万円必要
- 40点の顔が95点になる→1000万円必要
極端だが、こういう説明になる。つまり、倍の額出したからといって倍の効果を得ることはできない。また70点以上を目指そうとするとだんだん人工的な仕上がりになる。要はポテンシャルの限界が訪れる。
元々85点の美女が98点になるのなら、そこまで人工感は出ないだろう。ただこの世の中の多くの人は元から美女じゃない。限界があることを知っておこう。
「整形は魔法じゃない。」
リスクの大きい整形(骨切り)
骨切りは、もちろん経験豊富なドクターの元でやればリスクを下げることができる。それでも顔面麻痺やその後のメンテナンスに多額の費用がかかることがある。
その上で顎変形症など、生活に支障が出る人や、ドクターが診察して指摘されるようなレベルなら止めはしないが、一般的な人はやらない方がいいだろう。
将来のためにやらない方がいい理由
骨は歳と共に萎縮していく。簡単にいうと顔の中にある骨だけが小さくなってしまう。そうなると骨の上に乗っかっている肉や皮膚がずれ落ちてくる。だから歳をとると皮膚が全体的にたるんで下がってくる。
これを少しでも遅らせるには頬骨の高さが必要。要は突っ張り棒的な存在。これをインスタなどの加工された写真を見て影響され、若気の至りで削ってしまったら人より早く老化することになる。
私も昔、骨切りを検討したことがあったが、今ではやらなくてよかったと思う。
詳しくはカウンセリングでドクターに聞いてみてほしい。
派手なネイル
派手なネイルは、あくまでも自己満足のためで、美的というよりファッション要素が強い。つまりこの人類が共通して美しいと感じないことが多い。
派手なネイル
- 色使いが激しい
- パーツが大ぶり、たくさん乗っている
- 爪が自然な長さではない
- 爪の形が人工的
派手なネイルのよくある共通認識は、
「その爪で作った料理を食べたくない。」
こんなネイルをしよう

もしネイルをしたいならクリアカラーや落ち着いた単色、オフィスネイルがおすすめ。
クリアカラー
クリアカラーのジェルネイルは、高コスパで清潔感と上品さを手に入れるのに最も適している。見た目は上の画像のような感じ。自然なツヤと整った爪の形で、万人ウケするネイル。
仕事柄、凝ったネイルができない人やネイルケアとして男性にもおすすめしたいくらい万能なネイル。
オフィスネイル(単色)
オフィスネイルは薄ピンクやベージュが多いが、パーソナルカラー的に濃いめのアースカラーのような色が似合う人もいるのでパーソナルカラーを優先した方がいい。その方が手が綺麗に見える。
パーソナルカラー診断は自分の美しさを上げるのに非常に役に立つ。ぜひ受けてみてほしい。
ニキビ潰し
ニキビは潰すと跡になるが、その跡を治すのにかなりの時間とお金がかかる。
10年、100万円単位で考えておく必要がある。
なのでニキビは潰さず、即皮膚科へ行ってほしい。
ニキビが治りそうにないなら積極的にクリニックを変えて通ってほしい。またホルモンバランスを整えるとニキビが治ることもあるので婦人科という選択肢も忘れないで。
今治す方が、高コスパ。
メイクしたまま寝る
メイクをしたまま寝るくらいなら、メイクをしないほうがいい。
メイクをしたまま寝ると、化粧品の油が肌の汗と混じり合って、微生物の温床になる可能性がある。そして常習犯だと、さらに肌荒れを招くことになる。長期的にみれば肌の老化が進行する。
小顔マッサージ
小顔マッサージは、たるみの原因になるので今すぐやめよう。またマッサージによる摩擦は肌へのダメージになり、肝斑を引き起こすこともある。
小顔になる方法
もし小顔になりたいなら美容クリニックへ行ってほしい。そこで自分は何が原因で小顔でないのか診断してもらおう。骨が出ていて顔が大きいなら骨切り、エラが張っていて顔が大きく見えるならエラボトックスなど診断してもらえる。
ただ多くの場合、本人が「私は顔が大きい!」と思っているだけで、側から見たら別に顔が大きくない場合もある。その場合、あなたが自己投資として小顔施術に投資するのは、優先順位が低いと思った方がいい。
セラミック矯正
セラミック矯正は、矯正と言っているが矯正ではない。
一般的に矯正とは「歯列矯正」のこと。
歯列矯正は見た目が綺麗になるという「審美性」と機能的に正しくなるという「機能性」の両立が基本。その上で、セラミック矯正は「審美性」しか得ることができない。
セラミック矯正のしくみ
セラミック矯正は、
健康な歯を小さく削って、セラミックでできた歯を装着するもの。
そうすることで元々歯並びが揃っていなくても、見た目上、被せるセラミックを調整して歯並びが揃っているかのように見せることができる。
つまり、元の歯並びは変わらないため、機能性は向上しない。それどころか健康な歯を削ってしまうため、通常の人より歯がダメになるスピードが早くなる。
一時の見た目を繕うのには長けているが、長期的な歯の健康、自分の健康を考えるとやらない方がいい施術。
歯列矯正をしよう

セラミック矯正のような人工的な美しさは手に入らないが、歯列矯正をしよう。
歯列矯正はマウスピース矯正やワイヤー矯正があるので自分に合ったものを選択してほしい。また矯正は2〜5年かけて行う長期戦なのでできるだけ早く始めるのをおすすめする。
そんな私もマウスピース矯正(インビザライン)経験者。
矯正終了後、ホワイトニングを定期的に行うことにより、歯並びと主に美しい白い歯を手に入れることができる。
コロナ禍でマスク生活や在宅ワークになり、矯正する人が増えている。矯正は日本でもメジャーになってきているので、より安いクリニックや技術の高いクリニックを見つけることもできる。
美顔器
美顔器に1mmたりとも効果がないと言わないが、1mmあるかどうかが本当のところ。
「美顔器使ってます!」なんて美容ドクターは聞いたことないし、美顔器に目に見える効果があったら薬機法違反になる。
悪いことは言わないから、美容クリニックで施術受けた方が高コスパ。もちろんクリニックが儲けるだけで特に効果のない低コスパ施術もあるので気をつけてほしいが、家でクリニックのような変化は得られない。
- 美肌:ピーリング、ケアシス、ダーマペンなど
- たるみ引き締め:ハイフ、サーマジェン、糸リフトなど
この辺を検討してみて。